公開シンポジウム「終戦から70年 ドラマ『カーネーション』に見る私たちの過去?現在そして未来~ 脚本家?渡辺あや氏をお迎えして」
INFORMATION
講師
脚本家
渡辺 あや 氏
島根県在住。1970年生まれ。甲南女子大学卒業。家族の赴任に伴いドイツで5年間を過ごし帰国後、脚本家としての活動を開始。
司会
本学大学院21世紀社会デザイン研究科?社会学部教授
長 有紀枝
※冒頭に、中村 陽一(21世紀社会デザイン研究科委員長)による挨拶と、渡辺あや氏の作品に関する解説あり。
詳細情報
名称
公開シンポジウム「終戦から70年 ドラマ『カーネーション』に見る私たちの過去?現在そして未来~ 脚本家?渡辺あや氏をお迎えして」
内容
東日本大震災が発生した2011年の下半期にNHK朝の連続テレビ小説として放送されたドラマ『カーネーション』は、震災後の日本の社会に大きな話題を呼んだ作品である。
大阪岸和田を舞台に、デザイナー小篠三姉妹の母?小篠綾子氏をモデルにした一代記で、主人公の人生に重ね合わせ大正末期から、平成までの80年あまりを描いた作品である。
岸和田の人々にとって、生きることそのものを具現化するような重要性をもつ「だんじり祭り」を基調に、女性の生き方、服を作るという行為に込めた思い、親子関係、老いと死の問題などを扱った。同時に同じ比重で描かれたのが、「戦争」である。日中戦争?太平洋戦争と男たちの出征?戦死、心を病む人々、空襲、原爆、戦災孤児の犯罪や「パンパン」となった幼馴染の姿、耐久生活などを通じて、戦中?戦後の混乱期を生きる人々の様子、戦争の加害と被害など、「普通の人」にとっての戦争を印象的に描いた。そうした戦争の描き方が大きな話題を呼んだ作品でもあった。
そこで、本シンポジウムでは、終戦から70年を迎える本年8月、ドラマ『カーネーション』を題材に、脚本家?渡辺あや氏をお迎えし、そもそも戦争というのは、私たち一人ひとりにとってどのような出来事であるのか、戦争の記憶が薄れていく中で、私たちは、戦争をどのように捉え、どのように未来につなげていくのか、参加者とともに考える機会としたい。
なお、実際のドラマを視聴していない参加者のために、NHKの許可を得て冒頭45分ほどでドラマ『カーネーション』のダイジェスト版を放映する。
大阪岸和田を舞台に、デザイナー小篠三姉妹の母?小篠綾子氏をモデルにした一代記で、主人公の人生に重ね合わせ大正末期から、平成までの80年あまりを描いた作品である。
岸和田の人々にとって、生きることそのものを具現化するような重要性をもつ「だんじり祭り」を基調に、女性の生き方、服を作るという行為に込めた思い、親子関係、老いと死の問題などを扱った。同時に同じ比重で描かれたのが、「戦争」である。日中戦争?太平洋戦争と男たちの出征?戦死、心を病む人々、空襲、原爆、戦災孤児の犯罪や「パンパン」となった幼馴染の姿、耐久生活などを通じて、戦中?戦後の混乱期を生きる人々の様子、戦争の加害と被害など、「普通の人」にとっての戦争を印象的に描いた。そうした戦争の描き方が大きな話題を呼んだ作品でもあった。
そこで、本シンポジウムでは、終戦から70年を迎える本年8月、ドラマ『カーネーション』を題材に、脚本家?渡辺あや氏をお迎えし、そもそも戦争というのは、私たち一人ひとりにとってどのような出来事であるのか、戦争の記憶が薄れていく中で、私たちは、戦争をどのように捉え、どのように未来につなげていくのか、参加者とともに考える機会としたい。
なお、実際のドラマを視聴していない参加者のために、NHKの許可を得て冒頭45分ほどでドラマ『カーネーション』のダイジェスト版を放映する。
対象者
21世紀社会デザイン研究科学生、本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料
※申込不要、入場無料
主催
21世紀社会デザイン研究科、社会デザイン研究所
お問い合わせ
21世紀社会デザイン研究科委員長室
TEL:03-3985-2181 (月~金)11:00~18:00