スピードスケートで高みを目指す。インカレ女子3000mの優勝に続き、全日本ジュニアで4種目を制覇!
体育会スケート部スピード部門 スポーツウエルネス学部スポーツウエルネス学科2年次 野明 花菜さん
2024/06/28
アスリート&スポーツ
OVERVIEW
「第96回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)」の女子スピードスケート競技3000mで優勝に輝いた野明花菜さん。「高校までは短距離専門だったので、スケート部の練習では長く滑ることを課題と位置付け、苦手な後半勝負に対応できるように努めたのが功を奏しました。種目ごとの『距離』に面白さを見いだし、楽しむ姿勢を常に心掛けています」と話す。
インカレの勢いを維持したまま臨んだ「第47回全日本ジュニアスピードスケート選手権大会」では、出場した4つの距離部門全てで優勝という快挙を成し遂げた。
「一番印象に残っているのが500mです。インカレでは3位で、自己ベストにも自信がなかったことから自分でも驚きました。この種目での全国優勝は、高校時代には達成できなかったのでうれしかったです」
「一番印象に残っているのが500mです。インカレでは3位で、自己ベストにも自信がなかったことから自分でも驚きました。この種目での全国優勝は、高校時代には達成できなかったのでうれしかったです」
1月のインカレで3000mの種目を滑る野明さん
「第47回全日本ジュニアスピードスケート選手権大会」では、500m、1000m、1500m、3000mの4種目で優勝(中央が野明さん)
同大会での活躍が認められ、2月には「2024 ISU世界ジュニアスピードスケート選手権大会」に出場。個人2種目で表彰台に上がり、チームパシュート※では金メダルを獲得した。「前回大会では結果を全く残せず、期する思いがありました。レース数が多く不安もある中で最後までやりきれた経験は、大きな自信になります」と手応えを語る。
※ チームパシュート:3人で隊列をつくり、最後尾の選手がゴールした時のタイムで争う団体種目。
※ チームパシュート:3人で隊列をつくり、最後尾の選手がゴールした時のタイムで争う団体種目。
2月の世界ジュニアでは、500m、1500m、3000m、マススタート、チームパシュートに出場。写真は2位に輝いた3000mの表彰式(左が野明さん)
両親がスケート選手で、3歳頃から氷上に立つようになった野明さんは、競技と学業を両立できる環境を求めて立教大学スポーツウエルネス学部に進学した。
「『スポーツと社会』という科目では、運動競技を自分にはなかった視点から捉えることができ、とても新鮮でした。スケート一辺倒にならず、日々の勉強や友人と過ごす時間を大切にしています。時々で気持ちを切り替えてリフレッシュすることが、競技を楽しみながら続ける秘訣です」
そんな野明さんは今後の目標についてこう語る。
「選手としてさらなる高みを目指すとともに、スケート以外にも人生を通してやりたいことを見つけ、新たな挑戦につなげたいと考えています」
「『スポーツと社会』という科目では、運動競技を自分にはなかった視点から捉えることができ、とても新鮮でした。スケート一辺倒にならず、日々の勉強や友人と過ごす時間を大切にしています。時々で気持ちを切り替えてリフレッシュすることが、競技を楽しみながら続ける秘訣です」
そんな野明さんは今後の目標についてこう語る。
「選手としてさらなる高みを目指すとともに、スケート以外にも人生を通してやりたいことを見つけ、新たな挑戦につなげたいと考えています」
※本記事は季刊「立教」268号(2024年4月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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